生成AIの普及をはじめとして技術が急激に変化する中で、昨年5月に開催されたAI戦略会議において
既存のガイドラインに関して必要な改定などを検討する必要性が示されたことを踏まえ、
経済産業省および総務省では既存のガイドラインを統合・アップデートし、広範なAI事業者向けの
統一的でわかりやすいガイドラインの検討が進められてきました。

両省において、それぞれ「AI事業者ガイドライン検討会」と「AIネットワーク社会推進会議」を
開催し、両会議での検討を踏まえて「AI事業者ガイドライン案」が取りまとめられ、
令和6年1月20日(土)から同年2月19日(月)までの間、意見募集が行なわれました。

その後、意見募集の窓口に寄せられた意見と、令和6年3月14日(木)に合同で開催した
「AI事業者ガイドライン検討会」と「AIネットワーク社会推進会議」における議論を踏まえた
第1.0版(案)が、AI戦略会議にて報告され、令和6年4月19日に、
「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」が取りまとめられました。

当ガイドラインは、AI開発者、AI提供者、AI利用者というAIに携わる幅広い事業者の方々の
AI活用を後押しすべく、
①事業者の自主的な取り組みの支援
②国際的な議論との協調
③読み手にとっての分かりやすさ
を基本的な考えとして作成されております。
また作成にあたっては、政府だけではなく、教育・研究機関、一般消費者を含む市民社会、
民間企業等の参加を得て、マルチステークホルダーの考え方を重視いたしました。
今後は、必要な更新が継続して行なわれていく予定です。

・参考
経済産業省によるリリース
AI事業者ガイドライン(第1.0版)
(※外部サイト:経済産業省)